団体旅行初日です。
「フォーラム・ソラ」主催で木内鶴彦さんが案内してくださるツアーです。
朝8時15分、那覇のホテルのロビーに集合。
朝から雨。まっ、木内さんには雨がつきもの。ちっとも不思議じゃありません。(^.^)
ここからバスに乗ってスタートです。
糸数城跡(いとかずぐすく)
沖縄本島の最南部近く、南城市にある。A.D.1300年ぐらい 三山時代の城跡です。
城跡というから、本土の「お堀と直線的な石垣の組み合わせ」をどうしても考えてしまうけれども、全然イメージが違う。
地山の起伏にあわせて、城壁が万里の長城のようにうねりながら山の頂上部を取り巻いている。城壁の形はヨーロッパのように、平面的に凹凸を組み合わせて防御力を強化しているように見える。日本ではごく近世になってからの五稜郭や臼田城に採用されているような形だ。これは中国伝来の技術なのだろうか?
城壁の中は、天守閣などがあったのでなく、城主の家族が住む館があった程度とか。
案内の方によると、館はかなり質素なものだったはずとのことだった。
玉城城跡(たまぐすくじょうせき)
同じ南城市、糸数城跡から近くにある。
拝所のある城の上層へは、ザイルがセットされた急な斜面を上り、円形の岩壁の穴をくぐりぬけて上がる。この日は雨のため、そうとう足場が悪い。
ここは、三山が統一されてから後も、琉球王朝の王が2年に一度は参拝した重要な聖地だ。
聖地というと、どうしても本土のイメージで見てしまうが、こちらの聖地は自然の中に溶け込んでいて、私たちには簡単に見過ごしてしまうようなところだ。
自然の中に、沖縄の人たちは祈りをささげています。
私たちには、かろうじて石やコンクリートで作られた香炉と、その周辺に散らばるお線香、紙切れなどで、それが祈りの場所だと知れるのみ。周囲は、緑に囲まれ、飲み込まれそうになっています。
この玉城城跡は、多くある拝所のなかでも特に神聖なものであるそうな。
この時点で頭の中は大幅に消化不良。
本土の聖地は、たいていかなりわかりやすい様式をもっているので、見つけやすいし、知らずにそれを侵すようなこともない。こっちじゃ、なんにもわからないまんま、聖地に踏み込みかねない。なんか怖い。これが異文化ってもんですね。
カフェくるくま
昼食です。アジアン・ハーブ・レストラン (^.^)/
ここはガイドブックにも紹介がありました。あんまりわかりやすいところにあるわけじゃないのですが、かなりにぎわってます。
庭からは、あまり天気が良くないものの、遠くかすかに久高島が見えています。
天気のいい日には、すばらしい景色が見えるものと思われます。
受水走水(うきんじゅはいんじゅ)
同じく南城市、海岸近くの傾斜地。
農地と山との境にたくさんの清水が湧き出しているところがある。
昔、ここで湧き出した水を水田に引いて、取れた稲は首里城に収められていたそう。
いま、それが復活しているそうだ。
沖縄本島での稲作発祥の地と言われる聖地。
浜川御嶽(はまがわうたき)
受水走水から歩いて数分。うっそうと木々が茂る中に入っていくと拝所がある。
島の始祖 アマミキヨの仮住まいの跡とか。
横から海岸に出ることができて、その海中にも碑が立っている。
ここも、参拝の場所のようだ。
藪薩御嶽(やぶさつうたき)
森の中に拝所があった。踏み分け道の交差点に香炉などが置いてある。
これが、拝所の基本形だそうだ。
女性だけで森の中に入っていって、儀式を行うのだそうだ。
斎場御嶽(せいふぁーうたき)
ここだけは名前を知ってた。(^.^)V
きれいな駐車場があり、入場券売り場がある。途中の参道(?)は石畳で整備されている。
昔は男子禁制だったという拝所に行く。ここだけは写真を何度も見た事があるから知ってる。(^.^)
おまけに岩の割れ目のところを突き抜けて左を向くと視界が開ける。そちらを見ると久高島が見えるという。
今日のまわったところはみな久高島に関係があるような。
久高島へ
斎場御嶽から近い安座真港でバスを降りる。
ここから高速船で久高島に渡ります。時間にして15分ぐらい。
久高島は沖縄本島の最南端から南西の方角、大陸棚の終わるところ、海溝まぎわに位置しています。
船に乗り込んで船尾から海を眺めていると、顔は怖いけどやさしそうなおじさんが、「どこからきた?」とかいろいろ話しかけてきます。透明な海の下のほうに見えている熱帯魚?のことなんか話していたあとで、おじさんはどっか行ってしまいました。
つぎは、もっと年かさのおじさんだかおじいさんがまた話しかけてきます。
船のエンジンがかかり、船体が動き始めたのだが、ロープがまだつないだまま……だれかはずさなきゃ……乗客がはずすのかな?? と思って見てたら、そのおじいさんがはずしました。
なんだ(^.^)、たのしそうに油売ってたけど、船員さんだったんだ。
そのあと、船室をのぞいてみると、あれ、あの怖い顔のおじさんが操縦してる。
あのおじさんは船長さんだったのか!
久高島の港に着き、宿の久高島交流館まで車で送っていただく。
ラッキーな事に、このとき車で送っていただいたのが、なんとカミンチュ(神人)の真栄田苗さん。
僕が車の中でコホケホと咳をしていたら、「治るように祈りましょう」と言っていただいた。
いきなり島での最初の出会いがカミンチュで、その人に「祈りましょう」とまで言われてしまって、とってもうれしかった。
夕食は島の「とくじんレストラン」
ここで出される食事はどれもみんなおいしかった。
島や、本島で取れた食材ばかりをつかった健康食です。
食事といっても、みんな酒が入って、しっかり飲み会になってしまっていましたが、ここでも木内さんと真栄田さんと同席させていただく事になり、かさねてラッキーでした。
久高島の土地共有制度など、いろいろ学ばせていただきました。今の日本において、土地の私有制度がなく、農産物や漁業の産品をみんなで分かち合う社会が遥か古代から成立し続けているとのこと。神はよくぞこのような社会を残してくれたものだ。
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