美術館

2009年10月 1日 (木)

上野の森美術館「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」

いろいろ紛争を抱えた微妙な地域の微妙な展覧会。どのような立場での展覧会なのか…と、興味本位で行ってみました。チベット仏教への関心もあったんですけど。
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政治的、あるいは思想的な面で抱えている問題は、展示の中では何もうかがえませんでした。中国の領土の中には、このようにチベット仏教の聖地があり、平和に栄えていますよ……と内外にPRしているのだなと。理解しました。
展示物はそれほど多くないのですが、普段、あまり触れることなかったチベット仏教の彫刻にはとても興味を惹かれました。中国風のものも混在しており、面白そうでした。
冷戦時代の展覧会と違い、政治的なプロパガンダがほとんどないのも意外でした。
ほんとは、チベット、特にラサには昔から行ってみたかったのですが、いまはとても行ける状況ではありません。そんな中で、なんで展覧会が開かれたのでしょう?そして、なんでフジ・サンケイグループの美術館で開かれるのでしょう?
世の中わからないことだらけ。

展示された、いくつもの男女の抱き合った仏像には、目をまん丸にしてかたまっている若い女性が何人もいて面白かったです。なにしろ、どこまでも(*^_^*)リアルに表現されているのだから……!!

日本では、こういう教義は弾圧されて表からは消えてしまっていますから、ふつうはびっくりしますよね。若いお坊さんは、これで平常心を保てるんでしょうか?それとも、悟りに到達する原動力として突き進むのでしょうか?(^_^;)
中国では、これがNGではないのですね?
現代社会での常識を宗教の教義にあてはめて考えること自体が間違っていますけど、このような芸術を外に出してくることで、今の中国はチベット仏教にいかに寛容かを見せようとしているのでしょうね。

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つい最近、西洋美術館横の売店でガチャガチャの胸像を買ってくるのが習慣になりつつあるのですが、きょうはマルスでした。前回はおじさん。今回は若者。
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損保ジャパン東郷青児美術館「ベルギー近代絵画のあゆみ」
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新宿駅西口の損保ジャパン本社ビル42F 大きな窓から見下ろす景色がきれいです。新宿御苑や神宮外苑が目の下に広がっています。
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展覧会はベルギー王立美術館所蔵作品の展覧会です。展示作品はむしろフランス絵画のほうが多いようで、展覧会の名称は、ちょっと違うんじゃない?という感じです。私はベルギー絵画を期待して行きましたから。

この展示は、時代時代のフランス絵画とベルギーの絵画の相関を展示であらわそうとされているのですね。印象派とその周辺のフランス絵画がすばらしいです。

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2009年9月27日 (日)

SW.お伊勢参り-3 2009/09/21

月夜見宮(外宮別宮)
外宮からは数分の距離。道のコインパーキングに車をとめてお参り。
鳥居をくぐったところの感じが、沖縄の御嶽とすごく似ている。
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いずれのお宮も、表の鳥居を入ったところから何回か屈曲して社殿にいたる。そして、うっそうとした森の中に社殿が建てられている。
御嶽には社殿が無いが、神域とされる場所の雰囲気が同じ気がする。
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失礼しようとした際に、ご朱印をもらう人が宿衛屋(普通、社務所って言うところを伊勢神宮の別宮はこう呼んでいる?)に行列を作っている。ぼくも並んだ。

次は半分ほど内宮に近づきます。目的地は倭姫宮。

神宮美術館
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受付の女性がかわいい美人さんで「いらっしゃいませ」といわれてドキッ。「農業館と徴古館もまわれる共通券がありますけれど、どうなさいますか?」と聞かれて「それお願いします」と即答(^_^;)
この日は「神宮奉納美術 心とかたちⅤ」という展覧会でした。
展示品は、誰でも知ってる大御所画家の作品がこれでもかというぐらいに並んでいます。有名作家の作品が1人1点ずつ展示されています。これらはほとんどが作家自身からの奉納だそうです。(一部、作家の親族や関係者からの奉納もあるそう)
無料でいただける図録には、その展示物と画家の略歴・肖像写真が掲載されており、これだけでも値打です。

神宮農業館
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木造のきれいな建物です。建物自体が文化財です。
古来からの農業、林業などを解説する展示が中心です。私には、昔の科学博物館を保存した博物館っていう感じを受けました。

神宮徴古館
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神宮の行事で使われる装束や神宝など、そして行事を表現した模型、絵巻物など、太古から綿々と伝えられてきた行事の保存を目的としているように見えました。建物は、京都や奈良の国立博物館の建物と似た感じ。と、思ったらやっぱり片山東熊の設計だそうです。迎賓館などの設計もこの人ですね。
でも第二次大戦の末期に全焼して、現在のものはそれを復旧したものだそうです。

倭姫宮(内宮別宮)
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倭姫は神宮創建の功神とか。
こじんまりとした、優しい感じのお宮です。癒される感じがあります。

さらに内宮に近づきます。

猿田彦神社
内宮のすぐそばにありますが、伊勢神宮の別宮ではありません。珍しいきれいな建物です。親しみやすい雰囲気です。猿田彦を祀る総本社という説もあるそう。
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このあたりは内宮から数百メートルくらいの距離です。あたりはピクリとも動かないような渋滞です。内宮に行くのは翌日早朝にします。

月読宮(内宮別宮)
 月読宮
 月読荒御魂宮
 伊佐奈岐宮
 伊佐奈弥宮

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先に外宮の別宮の月夜見宮に参りましたが、今度は字が違う月読宮。内宮の別宮です。
町の中でありながら深い森の中です。同じ敷地に4つの宮が祀られています。
4つの社殿が並ぶさまは、美しいものがあります。
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内宮域内をのぞいて、お参りしていない別宮は遠方にしかありません。
まずは、瀧原宮へまいります。所在地は度会郡大紀町というところ。大台ICの近く。(高速道路は使ってませんよ) 伊勢の町からは数十キロ山の中に入っていきます。

瀧原宮(内宮別宮)
 瀧原竝宮
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門前に車を置かせていただき、山の中の参道を何分か歩くと、大木に覆われた社殿があります。静かです。
建物などは同じながら、山の中に分け入り、自然の中に立地するお宮。雰囲気がかなり違います。これまでが都会的な清浄な雰囲気をたたえるお宮だったのに対して、古くからある神社の感じがします。
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ここから伊勢に戻りさらに数十キロ南下します。、賢島の方角です。伊雑宮にまいります。

伊雑宮(内宮別宮)
こちらは、民家の立ち並ぶ街の中に在ります。
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到着したのは夕方の6時。駐車場を見てまわっておられた衛士に、「まだお参りできますか?」と聞き「大丈夫ですよ」とのことだったので、お参りしました。
街中とはいえ、境内は木々が生い茂っているので、薄暗くなっています。
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ここは、伊勢神宮の別宮でありながら志摩の国の一宮でもあるとか。漁師や海女さんはここのお守りを身につけて漁に出かけるそうです。
雰囲気は瀧原宮と近いものがあります。

この日はこれで終わりにします。6時すぎたら、もうお参りをする時間じゃありませんから。
この日のねぐらへ向かいます。例によってコンビニで夜と翌日朝の食料・飲み物を調達します。

目指すところは、道の駅「伊勢志摩」
一大観光地、賢島すぐ近くです。
国道からは山の中に入っていったところにあります。ここに到着したときには、すでにお店もレストランも営業は終了していました。あとはトイレと飲み物の自動販売機があるだけ。山あいの広い駐車場です。車は5台ぐらい止まっています。うち1台は例によってキャンピングカー。
車の中で猫といっしょに食事をして、ガイドブックを見て明日の計画を確認したり、テレビを見たりして時間をつぶします。
がらんとしていた駐車場は、深夜の時間帯になるとどんどん車が入ってきます。トイレも大賑わい。このころは豪雨になっていますが、外に出てみてみると、100台を超える車が止まっています。駐車場からあぶれて周辺の道にも車が止まっています。そのほとんど全部が1BOXカーとキャンピングカー。みんな今夜一晩宿泊のための駐車です。今では、道の駅に泊まるというのはごく普通のことなんだということがわかりました。キャンピングカー欲しいな。

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2009年9月25日 (金)

「ベルギー幻想美術館」Bunkamuraザ・ミュージアム

東急本店 横の Bunkamuraザ・ミュージアムへ行ってきました。
今「ベルギー幻想美術館」をやっています。姫路市立美術館コレクションの展覧会です。
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アンソール、マグリット、フェリシアン・ロップス、クノップフ、デルヴィル、ポール・デルヴォー、……これらはベルギーの画家だったんですね。
子どものころ、自宅の居間にルソー、ルドン、ボナール、デルヴォーといった画集が置いてあり、ぼくは、この、あまり一般的ではない作家の作品集をいつも引っくり返していました。このようなものが家にあったのは、父親が買ってきたからに違いないのだけど、そんな画家についての会話を父とした覚えはありません。でも、いまでもそれらに収録されていた絵に対面すると、子どものころの居間での情景を思い出します。
多分、その当時に、美術館で見た作品なども記憶の中でいっしょになっていて、象徴主義・表現主義・シュールレアリスム・ナイーフなどといわれる美術には特別に反応してしまいます。
この展覧会もメインのターゲットはそんなところ。僕にとって強く反応してしまう絵がいっぱいあって、妙に気持ちが高ぶる展覧会でした。

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明治神宮

東京に長年住んできて、明治神宮には行ったことがありません。あの広大な森の中がどうなっているのか興味があったので、行ってきました。
地下鉄神宮前駅にしてもJR原宿駅にしても、駅を降りればそこが明治神宮の門前。非常に便利です。
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最初?の鳥居のところで際立って気の流れが変わります。砂利を踏みしめて歩きます。両側は大きく育った木々におおわれて、強い日光をさえぎって涼しい風が流れています。参道には木漏れ日が水玉模様を散らしています。これがたまゆら?
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参拝者はかなり多い。けれど、参道自体が広いので、人の多さを感じません。特に、白人の率が非常に多いようです。参拝者の2割ぐらいでしょうか?アジア系外国人は見た目ではわかりませんが、アジア系の外国語の会話もかなり耳に入ってきます。
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拝殿の前に到着。太鼓の音が聞こえてきました。拝殿の前を右から左に婚礼の行列が横切っていきます。お~、またいいとこに出くわした。神宮の衛士が、一般の参拝者の流れを止めて行列を誘導していた。
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そして参拝。
神殿は重厚で大きい建物です。ところどころ金色の金属が建物を引き締めています。
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明治神宮は、豊かな緑に包まれた気持ちのいい空間です。騒音と汚染された空気に包まれた都心にだって、これだけの自然があれば救われるということがよくわかります。

宝物館へは行きたかったけれど閉館中。明治神宮文化館 宝物展示室へ行きました。27日まで「尚蔵品にみる日本の美」を開催中です。明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの美術品が展示されていました。私は、年間行事をまとめたビデオを30分ぐらい見て、神社のお勉強をさせてもらいました。
おなじ建物の1Fには売店やレストランがあり、アメリカあたりの観光客の好きそうな派手な(変な(^_^;)みやげ物がいっぱい売っています。明らかに日本人向けではないですね。ここの売店は。
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門前に停車中だった渋谷区のミニバスに乗って渋谷駅ハチ公口へ行きます。

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2009年8月11日 (火)

トリノ・エジプト展

東京都美術館で開催中の「トリノ・エジプト展」に行って来ました。
ナポレオンのエジプト遠征に従軍したエジプト学者の収集品が中心となって創設されたというイタリアのトリノ・エジプト美術館の展覧会です。
エジプトからの略奪品専門の美術館ですね(~_~;)

エジプトの石彫のすばらしさには驚きます。ギリシャ彫刻もすばらしいけれど、これらに比較すれば後世のキリスト教系の芸術は実に素朴に思えます。

図録を買ってしまいました。
例によってA4判のハードカバーの豪華装丁。こんなのじゃなくて昔の図録のように簡素にして安くして欲しいんだけど。(^_^;)
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美術館からの帰りに、JR上野駅の公園口前にある公園緑地事務所にあったガチャガチャに手を出してしまった。(*^_^*)
「石膏デッサン入門」というもので、ヘルメスやブルータスなど石膏デッサン用の彫刻が10種類。どれが出てくるかなと思ったら、なんとシークレットの「馬頭」でした。え~、人じゃないの~ 
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2009年6月28日 (日)

国立西洋美術館 50周年

木曜日、私用で日比谷に来た。朝10時に到着。でも、用事は10時20分には終わってしまった。
1日休暇をとって来たのに。これなら充分午後出社できた。でもまあ、この時間は有効に使おうと思って、また上野に行くことにした。(^_^;)

日比谷から銀座通りに出て地下鉄銀座線に乗り、上野駅下車。
子どものころの、地下鉄の上野駅といえば改札から地上までのスロープの両側に、何十人もの傷痍軍人が並んで立ち。片足のない人、手のない人、そしてアコーディオンで物悲しい軍歌?を演奏する人がいた。みなそろいの白い衣装を着ていた。空き缶を手に持ち、通る人からお金を受け取っていた。それに混じって家のないたくさんの人たちも床に寝転んでいた。
あの強烈な光景はいまだに忘れることができない。このころは第二次大戦が終わって十数年。大人たちには戦争の記憶は生々しいものだっただろう。でも僕にとっては生まれる前の出来事。理解などできていなかった。当時は、映画も戦争ものがあふれていたが、これが現実の出来事だという意識はまるでなかった。

私が高校生になって東京に下宿するようになり、博物館に通うようになったときには、今で言うホームレスの人たちが、地下道の両側壁際に寝ていた。私の中ではこのときの強いアンモニアのにおいが、上野のイメージとして焼きついている。
この糞尿のにおいと、駅前の数々の文化施設とのギャップが、僕には東京の理解できない部分だった。

この日は、サラリーマンが行きかう地下道を、大声で東北の言葉を交わす制服の高校生たちが駆けりおりてくる。地下道の両側に寝転んだり、座り込む人はいない。

地下道のスロープを上がりきったところは西郷さんの立つ丘の下。以前は映画館が何軒も並んでいた。松竹、東宝……これらの映画館は最近なくなってしまったようだ。松竹のビルは半分壊れかかったような様子で、ほかの商売を続けている。

目的地は「国立西洋美術館」JR上野駅の公園口から出れば目の前は東京文化会館。そして、その右側 歩道をへだてたところが西洋美術館。
僕が子どものころ見たものとほぼ同じ景色だ。かのル・コルビュジエ設計の本館は今年50周年。
今、その記念展が開催されている。「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」
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開館時から現在に至るいくつかの建築模型や設計図面。建築のコンセプトが展示されている。本館に関しては、外観はほとんど変わっていない。印象がすこしも陳腐化していない。
コルビュジエの建物に対する考え方が、未来に対して充分通用するものであったということが、ここで証明されている。
だけど、設計図面にはトイレがなかったそうな(^_^;)。
世界に残るコルビュジエの建築群のひとつとして、フランスから世界遺産に推薦されたことがニュースになっている。僕が現代建築に興味を持ったきっかけの建物。これからも生かしながら残していってもらいたい。

新館には有名なモネの「睡蓮」ルノワールの作品群、ブリューゲルの「鳥罠のある冬景色」など、そうそうたる名画が展示されている。これらは以前、本館に飾られていた。僕が見たのは10年か20年前ぐらいのことだろうか?。
ロセッティの「愛の杯」やモローの「牢獄のサロメ」も展示されている。学生時代には世紀末芸術にはまっていた。大好きな作品だった。

今回は、本館に展示されていた一連のキリスト教美術に興味をひかれた。すこし勉強してみようという気になって、ミュージアムショップで参考書を買ってきた。

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2009年4月26日 (日)

サントリー美術館・芝離宮庭園

用事があり六本木のホテル リッツ・カールトン東京へ行ったついでに、同じ東京ミッドタウンの中にある「サントリー美術館」に行ってきました。

サントリー美術館が、皇居向かいの丸の内から、東京ミッドタウンに移転して以来、訪れるのはこれがはじめて。
東京ミッドタウンのそれもガレリアという区域は、あきれるほど広く、ちゃんと美術館にたどり着けるのか不安でしたが、私が訪れた時間はまだテナントがほとんど開店しておらず、迷わず到着できました。

この日は(5/17(日)まで)「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」という展覧会を開催中でした。
私は、薩摩切子にはさほど関心がなく、新しいサントリー美術館がどんなふうになってるんだろうか…という興味だけで来たのですが、結局薩摩切子の美しさに取り込まれてしまいました。
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江戸時代、薩摩切子はヨーロッパからもたらされたカットガラスの技術を取り入れ発展します。一度は薩英戦争でイギリスの艦砲射撃によりガラス工場が破壊され、薩摩切子も壊滅したものの、その後細々とその伝統を伝え続けます。今回の展覧会では、その推移をたくさんの美しい作品で見せてくれています。

壊滅後の作品で、「薩摩切子黄色碗」という小型の碗が展示されていました。透明で、深い(暗い)黄色のガラス器に、あまりの美しさにしばらく見入ってしまいました。まるで透明な銅器のようなイメージです。わかってもらえるでしょうか?

ほかにも、カットグラスなのに幾何学模様ではない、赤や藍が水墨のように境界があいまいなデザインの作品があり、とても美しいものでした。
江戸時代の美意識でしょうが、現代芸術に通じるあっと驚く大胆なデザインのものもあり、相当見ごたえのある展覧会でした。

切子の現代作品が、出口の売店で販売されています。どんな値段がついているんだろうと、のぞいてみると、ちいさなグラスでも数万円の値段がついています。┐( ̄ヘ ̄)┌


こののち、別の用事で浜松町方面に向かったのですが、時間が空いたので、浜松町駅隣の「芝離宮」に寄ってきました。
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豪雨の地泉庭園っていうのも……雨に煙る景色がおつ……というか、なんていえばいいだろ。やっぱり暖かな日差しの中でゆったりした気持ちで訪れたほうがいいかもしれない(^・^)
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でも、きれいでした。
あまり、騒音は気にならないものの、敷地の隣は山手線と東海道線と新幹線と羽田モノレール、そして首都高速が通っているので、いろんなものが視界に入ります。まあ、それらも、庭園の景色の中では要素のひとつぐらいの気持ちになるところは、この庭の力かもしれません。

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2008年3月23日 (日)

東京都写真美術館 アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

東京都写真美術館

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恵比寿ガーデンプレイスの中にある、都立の美術館です。写真の専門館ですが、1階は映画館になってます。いつも、かなりマニアックな映画がかかってます。

今は「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」をやってます。
あの、ジョンレノンが暗殺される日にオノヨーコと抱き合っている写真を撮ったことで有名な女性写真家のドキュメンタリーです。

この映画が見たかったんですけど、僕の行動半径ではどこにもかかってなくて、とうとう見れなかった映画です。
ローリングストーンズ誌からスタートしてミック・ジャガー、ブラッド・ピット、ロック歌手、スポーツ選手など有名人の写真を撮り続けた写真家を追ったフィルム。
スターの素顔を撮り続ける写真家の、現場での姿は、大変興味深いです。

有名人が出てきて、アニーの事を褒めちぎるのもこれまた見ものです。

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2008年3月 7日 (金)

宮内庁三の丸尚蔵館

山種美術館は皇居のお堀端。でも、こんど行ったのは皇居の中です。

前、行きたかったけどその日が金曜日で入れていただけなかった宮内庁の「三の丸尚蔵館」に行きました。
東京メトロの東西線 竹橋駅下車。すぐそばの平川門から東御苑に入りました。

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橋を入ったところから、要所要所に皇宮警察の詰め所があるけど、それほど堅苦しくなく、質問などには気楽に答えていただける。
皇宮警察は、子どものころの憧れだった。特別な制服を着て、街のおまわりさんと違った今で言うイケメンばかりで、しかも華奢とも言えるような体型の警官たちが、ぼくには特別な存在でした。彼らがあごを引いて微動だにせず桂離宮の警衛所に立つ様子は、憧れでした。
でも、今回の印象は、普通のおまわりさんと変わらない、親しみやすいおじさんたちでした。(^.^)

平川門を入ったところに「梅林坂」というところがあり、梅の木がいっぱい植わっています。今は五分咲きくらいで、盛りはまだまだ。でも、小さくかわいい花がいっぱい咲いていました。

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ここで、写真を撮っている人がいっぱい。特に日本人と白人の女性の二人組みが多い。
なんでだろ。

途中で江戸時代の警備詰所(番所)の前を通って三の丸尚蔵館へ。

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三の丸尚蔵館は、美術館としては小規模な建物でした。
だけど、来館者は多く、にぎわっています。
労働奉仕でしょうか? お揃いのスタッフジャンパーを着たおばあさんたちの団体さんや、おじいさんたちの団体など、年配の人が目立ちます。館内ではみんな大声で呼び合って、結構騒然としていました。(~_~;)

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この日は企画展「祝美 -大正期皇室御慶事の品々-」をやっていました。
皇室御慶事の際の献納の品を中心に展観されています。
たとえば、高村光雲の高さ15センチほどの女性像であったり、
蒔絵、磁器、彫金など、みなそれぞれちいさな美術品がいっぱい陳列されています。
やはり、上品な美術品・装飾品が多いのですが、いろんな人からの献納品だけあって、陳列品の間での統一感はありません。
ちょっと、不思議な展覧会です。

美術館を出て、本丸の方を散策します。
皇居の中は、まるで神社にお参りしたときのように、凛とした清浄な気が流れています。
さすがは天皇の住まわれるところだけのことはあるようです。

なかでも、ひときわ高くそびえる本丸の跡地は、まるでアステカの遺跡のようなたたずまいです。

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本丸跡の横には桃華楽堂がありました。

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先に、多摩美大美術館のところで出てきた建築家、今井兼次さんの作品です。
大正期のアールデコでしょうか?香淳皇后のために建てられたコンサートホールです。女性らしいやわらかなデザインです。

御苑の中は、すっきりと気持ちの良い場所でした。ここも、ゆっくり訪ねたいところです。

 

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2008年3月 6日 (木)

山種美術館

会社の近所の美術館シリーズ (^_^;)
山種美術館に行きました。

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皇居のお堀端、千鳥ヶ淵のそば…二松学舎大学、半蔵門のそばにあります。
近くは、皇族の邸宅や国家公務員の豪華宿舎(~o~)などがある、ここも極めつけの超高級住宅地。

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美術館は大きなビルの1階に入っています。
昔、日本橋の兜町にあったときに来たことがありますが、10年前、美術館が現在の場所に移転してからは初めて。
近・現代日本画の専門美術館。展示スペースの規模は小さいですが、収蔵作品は超弩級。
横山大観、上村松園、小林古径などの有名な絵がかかっています。多分、切手になったような絵がいくつも見つかります。

展示スペースが小さすぎるのが、どうにも残念。それぞれの作品が、お互いにもっとスペースを開けてゆったり展示してくれれば、もっといいのに……というのが最初の感想。

私が入場した時は、平日昼間であるのに、かなり混み合った状態でした。客層は老夫婦や女性のグループと若いカップルがわずかに混じる。平均年齢は65歳ぐらいか?

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