映画・テレビ

2009年12月 9日 (水)

映画「キャピタリズム」

今までのマイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」と、最近の映画はみんな見てます。
どれも、難しい社会の状況をとてもわかりやすく(単純すぎるぐらいに?)映像化して見せてくれました。
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今回の映画も、それなりに期待していました。「えっ、知らなかった」っていうようなことはあまりなかったのですが、期待通りの映画です。

モラルの無い資本主義、強欲な資本主義が、社会のエリートによって運営され、彼らは天文学的な報酬を得る。社会から絞れるだけ搾り取ったものが勝者となるのが今の社会だ。
経済学を志す学生は、みなこの映画を見て学ばなければいけない。(^_^;)

共産主義社会は官僚の腐敗により事実上消えうせた。そして、残った資本主義社会は決して民主主義社会と同義でないことも明らかになってきた。
最初からわかっていたかもしれないが、資本主義と共産主義がせめぎあっていた時代には、どちらが本当の民主主義の社会であるかを競っていたし、ともに露骨なカネ本位社会は作れなかった。今、敵対者がなくなった資本主義社会では、富裕層と政治家達はやりたい放題。モラル無き資本主義の始まりだ。
資本主義の終わりの始まりかもしれない。

そんな現代を鋭く抉り出したのが、この映画だ。面白いです。
今は東京の日比谷と大阪・梅田の2館だけでしかやってません。来年には拡大ロードショウになるとおもうんだけど。

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2009年12月 5日 (土)

映画「イングロリアス・バスターズ」

映画「イングロリアス・バスターズ」見てきました。
面白いんだけど、どぎついんだ これが
ナチス占領下のフランスでのお話。戦争物かというとぜんぜん違う。
グロっていうんじゃないけど……グロいの好きな人にはど~ってこと無いと思うけど、僕には刺激が強かった。
監督がクエンティン・タランティーノだから、最初からそんなことわかってるようなもんだけど、見に行ってしまったんです。
面白いんですよ、たしかに。でも、もうおなかいっぱい。

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2009年11月24日 (火)

映画「曲がれスプーン」

映画「曲がれスプーン」見てきました。
(~_~;)おもしろくなかった~
とてもゆるい映画でした。

twitter見てたら、長澤まさみのファンと、映画原作の芝居を見た人には好評のよう。

でも、「えっ、これで終わるの?」「オチも何にもないのに?」というのが僕の感想。

こんなつまんない映画、はじめてだなあ。
どこが面白いのか、僕にはわからんかった。┐( ̄ヘ ̄)┌

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2009年11月15日 (日)

映画「笑う警官」

映画「笑う警官」見てきました。
北海道警の上層部を舞台に実際に起こった、覚醒剤密輸事件や裏金事件が忘れ去られようとする中での映画化だ。
Thelaughingpoliceman2

先日の「沈まぬ太陽」製作は角川歴彦さん。こちら「笑う警官」は角川春樹さん。
兄弟対決の形になった。
双方ともに政治権力の不正を暴く力作。根深く対立する両者でありながら、マスコミ者としての存在をアピールしている。

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2009年11月 7日 (土)

映画「沈まぬ太陽」

山崎豊子さんの小説の映画化です。わたしは原作を読んだことはありません。

映画館前に、黄色いスタッフジャンパーを着た50歳ぐらいのおじさんおばさん10人ぐらいが取り巻いています。
今上映中の映画「仏陀再誕」のPRキャンペーンをしている人たちらしい。この映画は「幸福の科学」が製作した映画だから、そこに属している人たちだろう。
「幸福の科学」といえば、私が最初に就職した出版社が、スピリチュアル系の大量の出版物を刊行しており、そのバックにこの教団があるということで気にはなっていました。だけど、信者は受験料を払ってペーパーテストを受け、その結果にしたがって昇進していくというスタイルが信じられなくて、同時期に発足した「オウム真理教」とともに傍観していました。いずれも当時身近にいた人の中に信者がおり、迂闊なことは言えないと、口をつぐんでおりました。
Sizumanutaiyou

映画は、明るさ、楽しさとは無縁の重苦しい空気がずっと流れ続けています。強い正義感、愛社精神、強い家族愛を持つ主人公が、日航じゃなくて(^_^;)国民航空という日本の半官半民の巨大航空会社の中で苦しみもがく物語。サラリーマンには身につまされる物語です。救いはないが、主人公に感情移入しながら「それでも、彼は充分やったんだ」と思える映画でもあります。

いたるところに「登場人物、団体は全て架空のものであり、実在の人物、団体とは関係がありません。」と表示されており、笑いをさそっていました。
映画化が不可能といわれていたこの小説も、モデルとなった政治家が故人となり、日本航空の政治力が弱まった今、やっと映画化が可能となったのでしょう。映画化したのが、角川という、強い信念を持った企業だからできたことかもしれません。
映画は3時間半を超える大作ですが、長いとは感じませんでした。

※特定宗教に関するコメントはお断りね(^・^)。

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2009年5月17日 (日)

映画 GOEMON

映画のタダ券があったので、ずいぶん久しぶりに映画に行ってきました。
この「GOEMON」、雑誌ではこれ以上ないくらいたたかれているし、ブログでは「金損した!」だの「時間を返せ」と、まあひどい書かれようで、期待はしていませんでした。
席についてみたら、客は全部で10人だけ。不人気なんですね。

たしかに、話の筋や演技が「やや甘?」なところも。でも、私にはとっても面白かった。この「やや甘」なところを許せるかどうかが、この映画を楽しめるか楽しめないかの分かれ目かと思います。GOEMONを普通の尺度で見ようとすること自体、この映画の面白さを、つぶしているように思います。脇役の大沢たかおや広末涼子が良かったです。
とくに広末は怒った顔も不愉快な顔もきれい。本物の女優さんになってきましたね。

ただコスチュームがちょっと……演劇で出てくる武者のステレオタイプっぽいところが好きになれなかったな。もっとユニークなほうが良かった。

それにしても、いつでも私の映画評は雑誌や知り合いの人たちと大きく違うんですね……
なんででしょ。

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2009年3月 3日 (火)

映画「誰も守ってくれない」

日曜日、映画「誰も守ってくれない」を見てきました。
私の仲間にも何人もいる、マスコミに身をおく人間にとっては、映画の主題は他人事ではありません。テレビでも、この映画の上映前にあちこちで取り上げられるのを見ました。一様に、マスコミのこれまでの行動に対する反省と自戒をこめた紹介でした。
Daremomamotte

映画は、殺人事件の加害者である少年の妹、そして彼女を守ろうとする刑事を中心に進行します。
加害者の家族からの視点で描いた映画としては、2006年 山田孝之と沢尻エリカ主演の「手紙」という映画もありました。こちらは加害者の家族と周辺の人々の人間関係を中心に描きます。
「誰も守ってくれない」はそれとは異なり、マスコミやネットの暴力に追い詰められる少女を描いていきます。

主演は志田未来。それを守ろうとする刑事が佐藤浩市。志田未来の出演する映画は、いままでも何作も見ましたが、この映画での彼女の演技はすばらしいです。監督が彼女のことを「天才です」と言い切っていたが、まったくその通り。たった数年の間の彼女の成長は信じられないほど。

そして、音楽がまたすばらしかった。作曲は村松崇継さん。リベラの「あなたがいるから」。
この曲が流れると、こらえていた涙も抑え切れなくなる。
家に帰ってから、娘の持っていたリベラのCDを借りて聞いていたが、映画を見ていたときの気持ちがそのままよみがえってきて…たまりません。
Libera

いい映画です。


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2009年2月15日 (日)

映画 ZEN

映画 ZENを見ました。 客席の平均年齢は60はゆうに超しており、シルバー割引のお客さんが大半。 ひょっとして抹香臭い映画かなと心配をしてしまいました。
Zen

主演は中村勘太郎、監督は高橋伴明。24歳の道元が宋に渡るところから永平寺で亡くなるまでのお話。
映画の中では建仁寺を追われる場面など、比叡山からの度重なる迫害も描かれます。
何もかもきれいに描いた映画ではないが、難解な禅の精神が、わかりやすく描かれており、すがすがしい気分になれる映画でした。
最初のほうのクライマックス、道元の悟りを得る場面が、なんだかニューエイジっぽい映像で、一瞬たじろいだものの、あとは地道に描いていきます。

遊女から道元に帰依して出家するおりん役として内田有紀が出演していますが、こんなきれいな人だったのか?との驚きで、映画の筋が霞んでしまいそうでした。(^_^;) こういう映画では、あんまりきれいな人を出しちゃいけないんでは…(*^_^*)

先週は東京国立博物館の「妙心寺展」、今週は映画「ZEN」、この1週間、私は禅ウィークでした。
妙心寺は臨済宗、道元の起こしたのは曹洞宗と、おなじ禅でも宗派は異なりますが、私のような門外のものにとってはそんなことは大きな問題ではありません。
禅の精神に触れる機会が、はからずも続けて与えられたことがありがたいと思います。

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2008年8月 2日 (土)

映画「スカイ・クロラ」

映画「スカイ・クロラ」見てきました。
原作は森博嗣著の同名小説。一年前にこのブログに読後感を書いてます。
今日、封切でした。(^・^)

Skycrawlers

この日行ったシネコンでは、お子様向けのアニメが何本もかかっていたので、「スカイ・クロラ」は一番小さい部屋があてられていて定員は130人。満員になってました。
面白かったです。
戦争のない平和な世界で、戦争行為を請け負う戦争企業のパイロットの物語。
小説の内容は前の記事にまかせるとして、空がきれい。森がきれい。戦闘機がきれい。映像がとにかくきれいだった。
予告編を見たときの印象では、「甲殻機動隊」と似ていなくもないが、人物の2次元的な描写がいまいち好きにはなれなかった。けれど、見終わった後では、これもありだな……と感じています。
むしろ、これだけの短い時間で、命の重さを語りつくしたところはすばらしい。

そもそも、原作の登場人物の名前が甲殻機動隊と似ていたり、性格設定がエヴァンゲリオンと近いところがあったり……近縁関係なのか……

ここ数年、アニメ映画のタイトルロールは韓国人と中国人の名前がこれでもかってぐらい流れていたのに、この映画では皆無?日本人とアルファベットの名前ばかりでした。なにか状況が変わったのかな。

タイトルロール始まったからって帰る人…損しますよ(^・^)

※森博嗣著「スカイ・クロラ」 中公文庫 ISBN4-12-204428-6

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2008年6月13日 (金)

映画 神様のパズル

映画 神様のパズルを見てきました。
久しぶりに面白い映画を見ました。

ここんとこ、映画の記事をまったく書いてませんが、見てないわけじゃないんです。見たけど、いまいち面白くなかったので、ここには書かなかっただけです。(^_^;)

最近で言うと「NEXT-ネクスト-」は、ほんとに面白くなかった。

Next2

フィリップ・K・ディックの原作物の映画はほとんど見ます。それは、原作をどんな風に料理したのか興味あるので見ます。でも、この「NEXT」は、原作なんか跡形もない、まったくの別物でした。
むしろ原作の表示がなければそれなりに楽しめたかもしれないけど、P.K.ディックの作品の映画化だというから見に来たんで、それで、あまりの改変に唖然としてしまった。
おかげで、ぜんぜん楽しめなかった。
というわけで、フィリップ・K・ディックのファンは絶対に見ちゃだめ…という、かなり珍しい作品だった。

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で、「神様のパズル」ですけど、こちらも原作を読んでから映画を見ました。どんな映画になったか非常に興味がありました。ちょうど「NEXT」を見に行ったと同じような理由で見に行ったのですが、こちらは成功。楽しい映画でした。
※だれが見ても楽しいって言ってるんじゃないですよ。ボクの独断と偏見ですから。

Kamipazzle

この映画も、原作からはかなり設定が変えられていました。主人公は「理学部の学生」だったのが「寿司屋のバイト職人 兼 理学部のニセ学生」であるとか、でも、これはこれで面白かった。それに、原作よりテンションを上げてコメディっぽく作っています。

テーマは、「人は宇宙を作る事ができるか?」…というもので、学生たちはゼミ室のなかで発表をしたりつっこみをかましたりしながら話が進行する。荒唐無稽な背景の中で難しい物理学がわかりやすく闘わされていく。理系の青春物語??だ。

しかし、実はかなり哲学的な内容であったりする。見方によっては相当考えさせられる映画でもある。あまり書くとこれから見る人に大迷惑なので、この程度にしますけど。ぜひ見てください。
人によっては「なにこれ!」の一言で終わりかもしれないですけど。(^.^)

この日、劇場は大変すいていました。(^_^;)

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