青蓮院の翌日は奈良へ。天気は雨。大阪の美術館めぐりしようかとも思ったけど、今日は月曜。ほとんどの美術館は休館だ。予定通り奈良に行くことにしよう。
奈良は大阪の難波から近鉄特急で30分。
禁煙車に乗ったけどめちゃくちゃタバコくさい。僕が乗ったときは、ほかに乗客は0。
昔は、駅を出てすぐ、女性の乗務員がおしぼりをもってきてくれたんだけど、今回はそんなサービスはなかった。
平日の朝9時40分発奈良行き特急、6両編成のこの列車は空気を運んでいるよう。
有料特急だけど停車駅は多い。
難波→上本町→鶴橋→生駒→学園前→大和西大寺→近鉄奈良
30分の間にこれだけとまれば特急じゃない…と思う。(^_^;)
平均5分間隔で停車していく。車体はかなり古かった。
昔話ばかりだけど、昔は都心を出るとだんだん郊外の住宅地へ、家がまばらになって農地へ、そして山の中にわけいりトンネルを抜けると奈良平城京跡……という具合だった。
今回は大阪の都心をでてもいつまでもビジネス街。ようやく住宅地に入るが、住宅街のまま標高が上がる。そしていきなり奈良の西大寺。
いまでは、奈良と大阪はつながっているんだということを理解した。
平城京址は昔のイメージを残して懐かしい風景。少しずつ宮跡の建築物が復元されつつある。
平城宮祉を過ぎると電車は地下にもぐっていき、すぐに近鉄奈良到着。
あれ? 隣のホームに京都の地下鉄電車が止まってる。しかも京都「国際会議場」行き。
いまじゃ、京都の地下鉄に乗れば奈良に来れちゃうんですね。ボーダーレスって 違うか…
駅の改札を出て、地上に出る。
そして奈良国立博物館の横を通る。ここは好きな博物館。とっても落ち着く。でも今日はお休み。
今日の目的地は東大寺。
最初は南大門経由で大仏殿へ。
南大門前は、京都の観光地のように客待ちの人力車がいっぱい。
雨に煙る東大寺に一般客はほとんどいない。
でも、大人数の修学旅行生で境内は満杯。
鹿が「せんべいくれ くれ くれ」って修学旅行生に迫り、生徒たちはキャー こっわいー って逃げ惑う。大騒動だ。
大仏殿の前に大きな池があり、そこが紅葉で景色が赤く靄っている。
とっくに最盛期は過ぎた感じだけど、すごくきれい。
大仏殿の前を通って三月堂のほうへ石段を登る。紅葉のアーチの下を、ぬれた石段を登る。ひと気のない階段は気持ちいい。背中に巨大な大仏殿、前方におおきな鐘楼。
鐘楼の横、俊乗堂、
行基堂、
念仏堂、
それから四月堂の横を通って二月堂へ。
奈良へきた目的、二月堂のねずみの土鈴とお香「なむかん」を購入。
二月堂の舞台から奈良市方向を見る。だけど何にも見えない。お寺全体が雲に入ってしまったようだ。目と鼻の先の大仏殿さえ、シルエットも見えない。
あとは三月堂の前をとおり、
手向山八幡宮の前でUターン。
大湯屋、正倉院を覗いて戒壇院まで。
正倉院では監視のおじさんが退屈そう。校倉の下、柱列の間から見える紅葉がきれい。
今回、お堂の中まで入らせていただいたのは二月堂と戒壇院だけ。
戒壇院は、中学生のころと、大学生になってから来たことがある。大学生のときは足元から冷気が這い上がってくる、雪がちらつく季節だった。きょうは寒いけれどそのときほどではない。
外がどんなに大混雑でも、戒壇院の周辺はいつも静か。
お堂は小さく、堂内いっぱいに戒壇が築かれている。ここは、晩年唐招提寺を建立した鑑真が、日本で最初に授戒を行ったところ。
四隅に有名な国宝の四天王塑像が立つ。中央の多宝塔の中、銅像の釈迦如来と多宝如来の小像は非公開。
四天王は、三月堂の執金剛神像に似た厳しい表情、写実的ですばらしい像。
こんなところが、いつも静かに拝観させていただけるのは、とてもありがたいです。
寧楽美術館。
戒壇院から外に出て、近くの寧楽美術館に行きました。
この日は「古銅印を中心とした中国美術品」という企画展をやっていました。
いままで、古銅印というのをゆっくり見たことがないので、ちょっと面白かったです。
これにて奈良での予定は終了。お昼12時。近鉄奈良駅前の喫茶店「あかだま」をめざすも月曜はお休みだった。
親父も奈良に行ったときはいつも立ち寄ったという古~い喫茶店です。マスターのゆっくりした話し声が聞きたかったのですが、今回はあきらめ。
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