奈良

2009年8月 7日 (金)

8/1(土)-3 法隆寺

法隆寺門前に到着したときには雨もやみ、日が照っています。子どもたちは二人とも「初めてじゃないみたい」といいながら車をおり、土産物屋さんで食事をすませます。
そして、境内へ。
「傘は持っていかないのか?」との問いに子どもたちは「持って行かない」と自信を持って答える。なぜだ?また土砂降りの雨に見舞われるに決まってるのに。
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まずは東院伽藍へ。講堂が改修のためか足場に覆われている。
ご無沙汰の法隆寺が懐かしい。
と思ったところでまたもや狂気のような豪雨になった。私たちは金堂と五重塔を囲む広い回廊にいるので雨には濡れない。涼しいし、雨の法隆寺はきれい。……僕は傘があるけど、3人で折畳み傘1本では使い物にならない。最初からこうなるってわかっていたのに (-"-)プン。
息子に「傘貸して」といわれたけど、「傘が濡れるからいやだ」といって断ってやった。
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雨がやむのを待って30分ぐらい回廊で雨景色を眺めていた。
小降りのときに、隣の聖霊院にあがって廊下に座らせてもらい、さらに雨見物。きれいに晴れた青空をバックに降る大雨を見ている。
でもなに?この雲。??
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雨があがってから新しくなった宝物館を見、次に西院伽藍へ。
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夢殿も懐かしい。
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隣の中宮寺はすでに閉門していたので、あの弥勒菩薩の半跏思惟像は拝むことが出来なかった。
法起寺、法輪寺にも行きたかった。でももう時間がない。

今回は初心者コース。
上級者コースをめぐりたかったけど、京都の宿に向かいます。

宿は、平安神宮の大鳥居そば。大変安い宿なので、みすぼらしい建物を予想していたけど、外観はとてもきれい。室内も予想よりきれい。エレベーターがなかったけれど、部屋は2階だったのでOK。
最近の宿は、安くていいところが多いので助かります。

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8/1(土)-2 飛鳥

飛鳥・石舞台
談山神社のあと、初瀬街道を走って飛鳥 石舞台に向かいます。

何年ぶりなんだろう。昔 通いなれた飛鳥だけど、今日はどこを走っているかさっぱりわからない。田んぼの中の狭かった道が、歩道のある広い道に整備され、道の両側はきれいに手入れされた植栽が続く。おかげで僕の知る飛鳥の景観がなくなってしまった。以前なら路傍にあった石像が垣根や塀でおおわれ、道から見えなくなっています。
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石舞台は背の高い垣根と休憩所や売店が設置され、券売所で入場券を購入しなければ入ることが出来なくなっています。昔は、石舞台は広い飛鳥の田んぼの中にドンッと座り込んでいて、遠くから見えていました。もちろん切符売り場や垣根なんてありませんでした。
飛鳥のシンボルに目隠しをして、景観を変更し、お金を払った人にしか見えないようにすることが史跡保護なんでしょうか?間違ってるような気がする。
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空には面白い雲が浮かんでいます。だれ?この姿。
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あら、龍に変わった
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飛鳥でゆっくりしたい気持ちもあったのだけれど、子ども二人が「法隆寺に行きたい!」「まだ行ったことないから」と声をそろえるので(うそだ、何回も連れてきてるよ!(~_~;))、そちらを優先。気が狂ったような豪雨の中を法隆寺に向かいました。

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2009年8月 5日 (水)

8/1(土)-1 長谷寺、談山神社

日曜日に京都嵐山の天龍寺で法事があるので帰京です。長男・長女を連れた3人旅。

ETCが休日1000円均一にされたせいで大渋滞が予想される高速道路を使っての京都入り(~_~;)。

毎回のことながら東名高速から名古屋湾岸高速経由で東名阪道路を走ります。

でも実際には、渋滞はまったくなし。横浜青葉インターから亀山インターまでは4時間しかかかりません。
2時半から亀山サービスエリアで仮眠。朝6時半に東名阪道路を走り始めます。あの高速道路みたいな一般道路です。
いっしょに走っていた高速バスも100Km/hで走っています。制限速度40Km/hオーバー(*^_^*)
針インターから南に折れて長谷寺へ。前回行った初瀬ダムを通ってお寺の駐車場へ。この時点で朝8時。まだ門が開いていないので、桜井方向に走り、コンビニで朝食。
山肌に見える近鉄の線路は、特急が頻繁に行きかっています。


長谷寺
8時半を過ぎたところで再びお寺の駐車場へ。
人影のない境内に。
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前回はご本尊特別拝観の最終日(大晦日)に参拝したのだけど、今度は、特別拝観は前日に終了しています。(~_~)
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本堂のお坊さんに「特別拝観終わってしまったんですね?」って聞くと「いいですよ」との答え。
またもや、ご本尊の足元での特別拝観させていただきました。観音様の足の甲をすりすりとなぜてきました。
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談山神社
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談山神社へお参りしたのは、これが3回目。一度目は高校生のとき。山のふもとまでバスに乗り、そこから数十分の山登り…になるはずだったけど、山道を登り始めたところで、後ろから来たジープに拾われました。「お参りですか? よろしかったら乗っていきませんか?」と、運転していた若い男性から声をかけられ、ありがたく乗せていただきました。そして道中、談山神社のお話をいろいろ聞かせていただきました。 ジープを、神社の参道の前でおろしていただだきました。階段を登り、お参りの後、宝物を拝見していると、奥から神官の衣装を着た、先ほどの男性が出てこられました。ここの神官だったんですね。ふたたび、寺宝の説明などをしていただき、お茶をいただいて、ゆっくりさせていただきました。

今回は、車で来ているので、NAVIの指示通りにあがってきました。以前の参道とは別に舗装道路が整備されており、神社の上のほうに大きな駐車場とバス停が出来ていました。いまでは、登山の覚悟がなくてもお参りできます。

車を降りて鳥居をくぐり、階段を登り始めたところで周囲から ザー という音が聞こえてきます。周囲に特大の大粒の雨が落ちています。参道の左右に立つ巨木が枝をさし掛けてくれているので、最初のうちは雨がかかりません。急いで階段を登ると、有名な十三重の塔のところで雨はやみました。数分の豪雨でした。
拝殿でおまいりをし、ご朱印をお願いしたところで、手に持った財布がお守りのかごの中にダイビングしてしまいました。金運のお守りのかごでした(^_^;)。僕の財布が、金運がほしいと訴えているようなので、そのお守りを買いました。
金運のお守りを買ったのは初めてです。

社殿の中で寺宝を見せていただきました。一瞬の豪雨の後ということで、社殿の中はひんやりと気持ちがよかったです。

ここは、中大兄皇子が藤原鎌足と曽我入鹿の排除を話し合ったという神社。十三重塔が有名です。

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2009年4月22日 (水)

東京国立博物館 阿修羅展

岩崎邸のあとで、東京国立博物館に行きました。
午後3時ぐらいです。
「阿修羅展」は会場である平成館の前に行列ができています。20分待ちということでした。
待つのはいやなんで、本館に行き、そこから回廊伝いに平成館のロビーに行って時間つぶしをします。
コーヒー飲んで本を読んでる間に行列が消えていました。ヤッタ!

友の会のパスを見せて会場内へ
でも、会場内は超混雑~(~_~)

最初の部屋では、いつものように、2重3重の行列を強固に守ってゆっくりゆっくり前進しています。
行列に入って観覧するのは、もう何十年も前にやめてしまった僕は、細かい展示物は全部パス!
行列の外側からじゃ、ガラスケースの中は見えませんから。
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次の部屋に入ると、待ってました「八部衆(阿修羅除く(~_~)」と「十大弟子(のうちの6人(^_^;)」
この部屋も超混雑には違いないけど、彫像が大きいし、行列を作りにくい会場の構造になっているので、所々好きなところをつまみ食いのように観覧します。八部衆の中では唯一胸から上しか残っていない「五部浄」を、じっくり見てきました。独特な、幼くそして厳しい表情がすばらしいです。

この次がいよいよ阿修羅像です。広い部屋に入ってみると、ほぼ等身大の……会場の広さからするとあまりにも小さい阿修羅像のまわりに円形に囲いがしてあり、何重にも人が取り囲んでいます。看守の「ゆっくり時計回りに進んでくださいー」との声にかかわらず人は動きません。近づくことさえできません。

興福寺の宝物館では、八部衆はみんな平等に!?ガラスケースの中に並んでいるのに、ここでは阿修羅だけが特別扱い。観客も阿修羅だけに殺到している。

いいやいいや……奈良に行けば、ぜんぜん人のいないところでゆっくり見せていただけるんだから……と、ここで阿修羅を見るのはあきらめました。
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だったら、なにをしに「阿修羅展」に来たんだって言われそうですが、収穫がありました。

最後の部屋に、焼失した西金堂の旧本尊 「釈迦如来像 頭部」が出展されています。
これがなんと、最近発見の資料によって運慶の作品とされるもので、すばらしい仏像です。運慶の他の作品と共通する整った造形と、張りきった力に満ちた美しさです。体はないものの、十分美しい彫像です。

展示のほかに、会場限定販売の海洋堂製作フィギィア「阿修羅」を狙ってました。売店に行ってみたら、4日前に全数売り切れということ(~_~;) なんと2週間で15000個が売れた! 1個2980円です。会期中の販売予定数は売り切ったということで、追加販売はなし…とのことです。
ほしかったなぁ。

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2009年1月11日 (日)

2008年年末・春日大社、二月堂、誓願寺除夜の鐘

12/31(水)
東大寺の駐車場に車を持っていくと、なんと朝から満車!
そんなことがあるのか?と驚きながらその先の春日大社の駐車場に回ります。こちらは余裕で駐車OK。
なのでまず、春日大社におまいりしました。
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明日が元旦。神職や巫女さんは忙しそうに立ち働いています。私たちもそんな中おまいりし、団体さんにまぎれて東大寺方向に歩き出します。
鹿たちの「せんべい隠してないで、早く出しな」という目に囲まれながら、三笠の山のふもとに向かいます。ここでは、おめめぱっちりのかわいい鹿が多いです。
※奈良の鹿はグループによって細目の鶴瓶師匠のような目をした鹿ばかりだったり、大きな目の鹿ばかりが集まっていたりするんですね。
墨で有名な古梅園の前から手向山八幡宮を通って三月堂の前へ出ます。

三月堂の堂内を拝観
堂内の諸仏は奈良後期以降の仏像とは違った、厳しさをたたえた仏様ばかりですが、凛とした美しさがあって好きです。心が何かきれいになるような気がします。
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次が、この日の目的地二月堂です。毎年年末頃、翌年の干支の土鈴を買うことが習慣になっています。今年はそれがほんとに年末も最後になってしまいました。ひょっとして売り切れていたら…と心配したんですが、ちゃんと購入できました。いっしょにご朱印もいただいてこの日の用事は終わり。
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春日大社の駐車場に戻り、駐車場そばの春日大社の宝物館を拝見してからお昼ごろ京都に出発しました。

京都について、最初に行くところはいつもどおり、親の墓がある嵐山の天竜寺。お参りしてからまっすぐに四條河原町の宿に向かいました。荷物を預けてからすぐに新京極を歩き回ります。
なぜかというと、この日は大晦日……。新京極というかここ寺町で「除夜の鐘」をつかせてもらおうと思い、情報収集に出かけたのです。新京極の通りを四條から上がっていくと「11時45分より希望者全員に撞いていただきます」とか「11時30分より整理券を配布」など、いろいろなお寺がありました。
私たちは(わたしと娘)は新京極アーケード中ほどの広場に面した「誓願寺」で鐘をつかせていただくことにしました。
誓願寺では11時30分より106組に整理券を配布していただけるようです。
一度宿で休んで11時過ぎにまた出かけました。誓願寺にはもう10メートル以上の列ができています。
時間になってお坊さんから整理券をいただき、お堂に入れていただきました。

このお寺、新京極から見ていると、小さなお寺に見えるんですが、実はすごく大きなお堂です。
中央にいらっしゃる丈六の阿弥陀如来像は坐像なので高さ3メートルほど。大きなお姿に驚きました。仏様はやさしそうなお顔です。お堂の中には中央で読経するお坊さんたちと2百人近い参詣客が入っているのですが、狭苦しくもありません。堂内では甘酒とみかんの接待も行なわれていました。

今日除夜の鐘をつく大鐘はなんと、先月工場から運び込まれた真新しいもので、この除夜の鐘が初仕事だそう。
いよいよ11時45分ごろからお坊さんたちは鐘楼のほうに移動し、読経の後最初の1打を打ちました。それに続き、整理券をもつ人たちが各々合掌をして1打づつ鐘を打ちます。私と娘は整理券番号46番。順番が来て合掌し二人で鐘を撞きました。長く余韻が続く中再び合掌してふと時計を見るとなんとちょうど0時0分!!
真新しい鐘でしかも2009年最初の鐘を打たせていただくことになりました。
娘と二人、今年はいいことありそうだってうきうきしながら宿に帰りました。

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2008年年末・長谷寺へ

12/27(土)歯茎が痛い
12/28(日)めちゃくちゃ痛い
12/29(月)この日の出発はキャンセル
12/30(火)まだ歯が痛いけど未明に出発

いままでは渋滞知らずのルートだったんだけど、第2名神が開通して亀山を通るようになったせいか、四日市近辺は大渋滞。
渋滞は予定に入ってなかったので疲れたけど、亀山から先、西名阪国道はすいすい走れた。
奈良に入ると歯痛はすっぱりなくなった。
お昼に長谷寺到着。お寺の駐車場に入るつもりで走っていき、誘導員の旗についていくとお寺の隣の民家の庭先に入ってしまった。で、その家のおじさんに駐車代を払うことに……あら、お上手な……
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お寺はすいてました。つづら折りの階段をのぼって本堂にたどり着くと、12月31日まで「ご本尊特別拝観」との張り紙が。
たまたま最初に寄ったお寺で秘仏のご本尊が拝めるとは何というラッキー!早速申し込みました。入り口でお守りをいただき、手のひらに塗香をつけていただいて本堂の床下に案内されました。年配のお坊さん二人に天井の低い廊下を導かれ、小部屋に入ったと思ったら、そこが巨大な十一面観音像の足元です。観音様の足の甲がさわり放題。お坊さんたちはとても暖かなお人柄。観音様の足元に近寄ることができたことと共に、いい気持ちになれました。

長谷寺の地名から名前をいただいた娘は、このお寺に特別な思いがあるらしく、感極まっておりました。
境内ではルリビタキなどきれいな鳥が飛び交っていました。
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お寺を出てから、初瀬ダムに行ってみました。長谷寺のすぐそばにあり、水面はお寺よりだいぶ上。思ったよりはるかに大きいダムです。ダムが決壊したら下の集落もお寺も壊滅してしまいそう。こわい。

長谷寺から奈良に向かって北上中、車の中からJR奈良駅そばのホテルを予約しました。年末年始の当日に宿を取るなんてできないと思ってたのに、なんてことなかった。

宿からの景色は隣のビルの壁だけ。まぁ、仕方ない。車の中で夜をすごすよりははるかにましだから。
夜中、ジュースが欲しかったんで外に出たらコンビニも何もあいてなかった。どうもJR奈良駅あたりでは8時過ぎたら何にもなくなってしまうらしい。町の中心街は近鉄奈良のほうだから、JR駅前はこんなものかもしれない。

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2008年1月10日 (木)

1/3 奈良

3日も奈良に来た。
2日に興福寺で薬師三尊を見て、薬師寺の仏たちに会いたくなったから。
今日も生駒のほうから山を下って奈良に入ってきたので、薬師寺に行くには唐招提寺の横を通り過ぎます。唐招提寺も大好きなお寺なので、先に寄ってみました。

唐招提寺
唐招提寺はいま金堂が解体修理中。
あの金堂が見れなかったら魅力半減というか、残念。すごく残念。
金堂が、大きな工場のような外観の覆い屋におおわれて、全然お寺らしくない。
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本尊の千手観音やそのほかの仏像も見ることができない。
だけど、新宝蔵が特別公開中だったので、ちょっと満足。こちらにも思い入れのある仏像がたくさん安置されている。

ここに収蔵されている天平期の木造彫刻群が非常に好きなんです。時代的には直近の飛鳥時代の仏像とはまったく似ても似つかない写実的なというかボリューム感のある仏像群です。これらは鑑真和上とともに唐から渡来した工人が造像したものだろうと言われています。
これらに似かよったところの多い、大安寺の仏像群も大好きな仏像たちです。
後の平安初期(貞観期)の仏像の先駆的な特徴をいっぱい備えた迫力のある仏像群です。
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境内西側にある戒壇院。

基壇の上に置かれた、インドから最近贈られたというストゥーパも、すこし苔むしてきて、やっと違和感が薄れてきました。
ストゥーパが置かれる前は、なにか荘厳な感じさえしていた戒壇院だが、真新しいストゥーパを乗せられたおかげで、一時期は非常につまらないものに見えていました。

唐招提寺を出て薬師寺へ。
途中、できたことは知っていたものの中に入ったことのない、薬師寺の玄奘三蔵院を横目に薬師寺伽藍へ向かいます。

薬師寺

普通、徒歩で来るときは、近鉄の西ノ京駅で電車を降り、伽藍の北から入るのだけれど、今回は南から入った。たいていのお寺は、南から入るのが正しい?入り口、薬師寺も南が本当の入り口だ。

休ケ岡八幡宮
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最初は、お寺の寺内社である休ケ岡八幡宮の中を通り抜けました。正月だからか巫女さんがいます。この神社に人がいるのを見たのは初めて。八幡宮でかしわ手打ってる人はほとんどいない。みんな門前を通り過ぎていきます。
ここには、公開されてないし、知る人も多くないですが、「僧形八幡神坐像」「神功皇后坐像」「中津姫命坐像」と、三体もの国宝の神像が祀られています。同時代 9世紀後半の神像としては東寺の八幡三神像や松尾大社の三神像があるきりで、非常に珍しいもの。ぜひ公開してほしいのだが。
※と思ったら、今年3月から6月、東京国立博物館の特別展 薬師寺展で公開されるらしいです。楽しみです。(^.^)逆に、このころわざわざ奈良に来ても、日光・月光菩薩などのすばらしい仏様を見ることが出来ないらしいです。ご注意を!(^.^)

お寺へは南門から入ります。
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門の上からは、すでに東塔・西塔と金堂の上のほうが見えています。
お寺の中には犬が何匹も遊んでる。最近お寺は動物にうるさくないのだろうか?お寺に犬を連れては入れないというのは、常識だと思っていたんだが。特に京都とか奈良の場合は……
赤ん坊だった娘をだっこして、ここ薬師寺に初詣に来たことを覚えてますが、そのときには鉄筋コンクリート造の巨大な金堂はすでにできてました。だから、金堂はすでに築二十うん年になります。もちろん、西塔はそれよりも前に再建されていました。

金堂
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金堂の中は大変な人出で、仏様をゆっくり見ることが出来ない。人の流れにまかせて入ったまま出てきてしまった。(^_^;)また今度ゆっくり拝観したい。
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講堂
Fuyucamera_164 今回は、金堂の北側に講堂ができていました。
金堂と異なり単層だけど、ほかの建物同様裳階がつけられています。なにより驚いたのが、講堂の本尊のお名前が昔と変わっていたこと。昔は講堂の三尊仏も金堂と同じく薬師三尊と言われてましたが、今回行ってみると「弥勒三尊」と書いた札が立てられていた。名前が変えられたらしい。どんないきさつがあったんだろう。
講堂は、ずいぶん大きな建物だけど、すっきりしたデザインの建物です。

東院堂
この建物は昔のまま。
本尊の聖観音も、むかしのままいらっしゃる。親父が秋篠寺の技芸天とともに、一番好きだといっていた仏様。こちらは訪れる人も少なく、ゆっくり拝観させていただいた。静かでよかった。そして、金堂の日光・月光菩薩と違って肉感が薄い代わり、凛とした清々さが美しい。

玄奘三蔵院
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一度金堂のほうの伽藍から出て(こちらを説明書では白鳳伽藍と表記してました)玄奘三蔵院へ。こちらははじめて見せていただいた。
中央には八角円堂があり、お約束どおり裳階が取り巻いている。その背後の建物が、平山郁夫画伯の障壁画を納めた建物だった。

このお寺はここ何十年の間に、あまりにも変わって、昔の様子とはまったく違ってしまった。昔のままなのは東院堂だけ。これほどたくさんの人が訪れるお寺ではなかったのですが……
これも、昔はよくテレビなどによく出演されていた、高田好胤管主から始まる大変な努力の結果ですね。往時の大寺の様子を取り戻し、ふたたびの仏法の興隆を実現しようとされた成果です。昔の様子が失われてさびしいって言うのは個人的な感慨でしかないのですよね。

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2008年1月 9日 (水)

1/2 奈良

奈良は大混雑
娘が阿修羅像を見たいって言うんで奈良へ。電車で出かけるつもりだったけど、出発が遅くなったので車で出かけた。
駐車場は軒並み満車。奈良町の中の小さなコインパーキングに空きをみつけて駐車。ちょうど元興寺の向かいあたりだ。
奈良の街中なら、中学・高校から大学生にかけて、いやというほど歩き回ったから、かなりなところまで知ってる。とくに、変化の少ない街中なら。だけど、昔はコインパーキングなんてなかったから、めくらめっぽう街中に突っ込んでいって正解(^.^)

近所の旅館には、伏見工業高校など、ラグビーで有名な高校の旗をひらめかした旅館が並んでる。花園ラグビー場あたりで全国大会やってるんだろう。興福寺の五重塔の下を、真っ赤なジャージーを着た体格のいいやつらがうろうろしてる。

興福寺

Fuyucamera_093 境内に入って、東金堂を拝観した。









Fuyucamera_099 以前、ここに入ったの何年前だろ。もう20年か30年入ってないだろう。お堂の中がどんなだったかちっとも覚えてない。
脇侍の銅造 日光・月光菩薩像は飛鳥の山田寺から仏頭といっしょに運び込まれたもの。白鳳時代。それぞれ薬師寺のもののように本尊側に腰をひねっている。ちょっと似てる?
ただし、薬師寺金堂の三尊と比べては、だいぶ表情が硬い。同じく興福寺に収蔵されている山田寺の仏頭とも、だいぶ表現が違う。でも、飛鳥寺の大仏などとは全然別次元の写実的な様子を見せている。
これらは東金堂が源平の争いの最中、平重衡の兵火により焼失したため、かわりに興福寺の僧兵が山田寺から強奪してきてここに据えたらしい!泥棒じゃん!!仏様はそれを許されるのか???

以前は、廃絶したお寺の仏像を引き取り、安置していたのだと思っていた。多分、お坊さんはそんな風に言ったはずだ。全然違うじゃん!

これらの本尊・薬師如来は、時代が下って室町時代。
建物(東金堂)が室町時代だから、同じころの造像だろう。
ということは、ここには創建当時の仏像がまったく残ってないっていうことだ。

娘の見たかった阿修羅を求めて国宝館
あまりにも何回も来すぎてあまり感想は無し(^_^;)
たしかに阿修羅は素晴らしい。いっしょに並んでる迦楼羅、五部浄なんかも素晴らしい。若く、憂いを含んだ顔を前方に向け直立している。最近流行の照明でもって、ガラスケース無しで拝観させていただければいいんだけど。
いつも同じことを思うのだけど、例の山田寺仏頭が、ここ国宝館に展示されている。山田寺から強奪されて東金堂に安置された後、室町時代の火災で頭部だけが焼け残った。実に単純なすっきりした質感の仏様だ。完全な姿で残されていたら、きっと美しい仏像だっただろう。

東大寺
奈良国立博物館の敷地を通り抜けて東大寺の南大門へ。
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人が大混雑をしている中で、いつもたくさんの鹿が、観光客を脅かして鹿せんべいを召し上げているはずが、この日はおとなしい。
観光客が鹿せんべいを鹿の顔の前に持っていくと、めんどくさそうに顔を背ける。
どうも、鹿せんべいを食べ過ぎて腹いっぱいになってるようだ。

Fuyucamera_120 そのくせ、僕が、参道の露店で買ったお好み焼きを食べてると、頭を下げて「それ食わせて(^・^)」ってやってきた。
ソースいっぱいぶっかけて、肉やら卵やら入った食べ物が鹿にいいわけないから、断固として拒否したが、いつまでもお願いされ続けた。腹いっぱいなんじゃなくて、せんべいに飽きてしまったようだ。

大仏殿の前を通った時点で、「4時半で拝観受付を終了します」っていうアナウンスが流れていたので、大鐘楼から2月堂を通って帰途についた。
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大鐘楼あたりの鹿たちは、このときもまだ鹿せんべいよこせって、観光客をおどしてた。

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2007年12月 7日 (金)

奈良 東大寺 12/3

青蓮院の翌日は奈良へ。天気は雨。大阪の美術館めぐりしようかとも思ったけど、今日は月曜。ほとんどの美術館は休館だ。予定通り奈良に行くことにしよう。

奈良は大阪の難波から近鉄特急で30分。
禁煙車に乗ったけどめちゃくちゃタバコくさい。僕が乗ったときは、ほかに乗客は0。
昔は、駅を出てすぐ、女性の乗務員がおしぼりをもってきてくれたんだけど、今回はそんなサービスはなかった。

平日の朝9時40分発奈良行き特急、6両編成のこの列車は空気を運んでいるよう。
有料特急だけど停車駅は多い。
難波→上本町→鶴橋→生駒→学園前→大和西大寺→近鉄奈良
30分の間にこれだけとまれば特急じゃない…と思う。(^_^;)
平均5分間隔で停車していく。車体はかなり古かった。
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昔話ばかりだけど、昔は都心を出るとだんだん郊外の住宅地へ、家がまばらになって農地へ、そして山の中にわけいりトンネルを抜けると奈良平城京跡……という具合だった。
今回は大阪の都心をでてもいつまでもビジネス街。ようやく住宅地に入るが、住宅街のまま標高が上がる。そしていきなり奈良の西大寺。
いまでは、奈良と大阪はつながっているんだということを理解した。
平城京址は昔のイメージを残して懐かしい風景。少しずつ宮跡の建築物が復元されつつある。

平城宮祉を過ぎると電車は地下にもぐっていき、すぐに近鉄奈良到着。
あれ? 隣のホームに京都の地下鉄電車が止まってる。しかも京都「国際会議場」行き。
いまじゃ、京都の地下鉄に乗れば奈良に来れちゃうんですね。ボーダーレスって 違うか…
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駅の改札を出て、地上に出る。
そして奈良国立博物館の横を通る。ここは好きな博物館。とっても落ち着く。でも今日はお休み。

今日の目的地は東大寺。
最初は南大門経由で大仏殿へ。
南大門前は、京都の観光地のように客待ちの人力車がいっぱい。
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雨に煙る東大寺に一般客はほとんどいない。
でも、大人数の修学旅行生で境内は満杯。
鹿が「せんべいくれ くれ くれ」って修学旅行生に迫り、生徒たちはキャー こっわいー って逃げ惑う。大騒動だ。
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大仏殿の前に大きな池があり、そこが紅葉で景色が赤く靄っている。
とっくに最盛期は過ぎた感じだけど、すごくきれい。
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大仏殿の前を通って三月堂のほうへ石段を登る。紅葉のアーチの下を、ぬれた石段を登る。ひと気のない階段は気持ちいい。背中に巨大な大仏殿、前方におおきな鐘楼。
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鐘楼の横、俊乗堂、
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行基堂、
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念仏堂、
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それから四月堂の横を通って二月堂へ。
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奈良へきた目的、二月堂のねずみの土鈴とお香「なむかん」を購入。

二月堂の舞台から奈良市方向を見る。だけど何にも見えない。お寺全体が雲に入ってしまったようだ。目と鼻の先の大仏殿さえ、シルエットも見えない。
あとは三月堂の前をとおり、
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手向山八幡宮の前でUターン。
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大湯屋、正倉院を覗いて戒壇院まで。
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正倉院では監視のおじさんが退屈そう。校倉の下、柱列の間から見える紅葉がきれい。

今回、お堂の中まで入らせていただいたのは二月堂と戒壇院だけ。
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戒壇院は、中学生のころと、大学生になってから来たことがある。大学生のときは足元から冷気が這い上がってくる、雪がちらつく季節だった。きょうは寒いけれどそのときほどではない。

外がどんなに大混雑でも、戒壇院の周辺はいつも静か。
お堂は小さく、堂内いっぱいに戒壇が築かれている。ここは、晩年唐招提寺を建立した鑑真が、日本で最初に授戒を行ったところ。
四隅に有名な国宝の四天王塑像が立つ。中央の多宝塔の中、銅像の釈迦如来と多宝如来の小像は非公開。
四天王は、三月堂の執金剛神像に似た厳しい表情、写実的ですばらしい像。

こんなところが、いつも静かに拝観させていただけるのは、とてもありがたいです。

寧楽美術館。
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戒壇院から外に出て、近くの寧楽美術館に行きました。
この日は「古銅印を中心とした中国美術品」という企画展をやっていました。
いままで、古銅印というのをゆっくり見たことがないので、ちょっと面白かったです。

これにて奈良での予定は終了。お昼12時。近鉄奈良駅前の喫茶店「あかだま」をめざすも月曜はお休みだった。
親父も奈良に行ったときはいつも立ち寄ったという古~い喫茶店です。マスターのゆっくりした話し声が聞きたかったのですが、今回はあきらめ。

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2006年12月30日 (土)

奈良

最終日、朝から奈良へ。
最初、奈良東大寺の転害門から北へ車で約20分 柳生の里の円成寺に。

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建物も庭園も国宝・重要文化財などすばらしいものがありますが、大日如来坐像を拝観したくてきました。仏師運慶の、知られている限り最も若い25 歳のときの作品です。特に女性のファンが多く、若々しい姿が人気です。前回拝観したのはもう30年も昔。そのころは本堂の中、本尊の脇で手の届くほどのと ころに安置されており、間近に拝観することが出来たのですが、今回は、そのころなかった多宝塔の中に安置され、透明アクリル板を隔てての拝観となった。ア クリル板はありがたくなかったです。ぜひ、間近で拝ませていただきたかった。
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奈良市内に戻り、若草山の正面に車を止めて東大寺の二月堂へ。
毎年、二月堂で干支の土鈴を買ってくるので、今年も猪の鈴を買いに行きました。
ついでにお香も。
二月堂の舞台からは、子どものころから見慣れた奈良ドリームランドの張りぼての火山が見えないのに気がついた。少し前、この遊園地がつぶれたことをニュースで聞いたのを思い出した。連れてってくれって何度もねだった遊園地だった。
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※写真は2月堂でなくて3月堂(^_^;)

こののち食事をして15時に東京へ出発。
天理から東名阪国道にのって鳥羽へ。鳥羽から伊勢湾をフェリーで横断して伊良湖岬へ。港に着いたのは17時。ぎりぎり最終便に間に合った。1時間の船中は寝ていきました。
港に降りてからは国道を走り、浜松インターから東名高速に。ところがフェリー出航前後から豪雨。東名に乗ったころからはバケツをひっくり返したような騒ぎになってしまった。隣の車線を車が走るとフロントガラスに波をかぶって何も見えなくなる。あぶないあぶない。
路面に水溜りがあると車はあらぬ方向へ滑っていくし。オオコワ(;O;)
疲れました~
家に着いたのは夜の0時。所要時間9時間。

家にたどり着いて車を見ると高圧洗浄をしたようにボディも車の下もピッカピカ。

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