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2012年2月26日 (日)

映画「はやぶさ 遙かなる帰還」

日曜夜、「はやぶさ 遙かなる帰還」を見てきました。
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ところどころ、アクセントをつけるための過剰な演出があり、その度に鼻白んだものの、いい映画でした。
チームのメンバーが一致して大きな目標を達成して行く、そんな現場が、たとえようもなく羨ましく感じました。
僕も、10年以上の間、システム開発の現場にいました。現場と言っても、同じ職種のメンバーは他におらず、上司も同僚も、僕の業務内容は理解していませんでした。ただ、自分のスキルは誰にも負けない自信があったし、血を吐くほどの努力もしました。48時間勤務なんてこともよくやっていました。
当時はそれが当たり前と考えていましたが、上司を含め職場の人間には僕の努力も、力量も知らず、評価もされない、そういう意味では、まったく報われることない職場でした。
そんな中で、最も努力を注ぎ込んできたのは自分の業務に対するモラルの維持でした。自分の業務のモラルの低下を指摘する人はいませんでしたから。

映画の中の世界では、チームが一丸となり、困難を極める目標をぎりぎりクリアーしていく緊迫感が、私には味わったことのない羨ましい世界でした。

今、パソコンの作業がいろいろ僕の元に舞い込みます。
20年、30年前、自分がシステム開発を担当していた時代には、私が自動化して定期的に出力されるようにした各種の分析資料が、なぜか今、手作業になってわたしの担当業務として舞い戻ってきています。

内容は簡略化され、中高年社員が汗をかきながら、いっぱいミスをしながら頑張ってパソコンで作成していたようです。
これらの状況を見て、情けなくなっていたところでした。
いつのまに会社のシステムはこんなに劣化してしまったのだろう。新規開発ができないっていうんじゃなくて、かつてあったシステムが維持できていないような会社になっていたんです。
自分のいるところは。……(T_T)

この映画を見て、涙が出そうでした。

未来は、ひたすら進歩するものだと思っていた昔は幸せでした。たしかに技術もマシンもみんな進歩していました。会社も国も、世界も進歩していると思っていました。
今は、身のまわり、あらゆるものが劣化しているとしか思えない時があります。
そんな中で、この映画は、ほっとすることのできるいい映画でした。

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