« 映画「プリンセス トヨトミ」 | トップページ | 映画「岳」 »

2011年6月17日 (金)

東京国立博物館「写楽展」「ブッダ展」

日曜日は、上野の東京国立博物館へ。
写楽展」が最終日になってしまったので、あせって行ってきました。きっと会場前には長蛇の列が出来てるだろうと思って、がんばって朝から出かけました。入り口切符売り場から会場までの間、「写楽展は混雑しております。」との看板がいくつも立っています。
0092

最終日だから仕方がない…と思いながら、平成館に向かうが、実際には入場待ち行列なんてありませんでした。
さすがに会場内はかなり混雑していて、展示物を見るのはかなり苦労したけれど、この程度で済んで良かったです。Scanimage001_2

それにしても、以前の「ダ・ビンチ展」とは対照的に、極めて愛想のない展示に驚きました。愛想がないというより、上品な展示というべきだろうか。会場内にはほとんど解説めいたものがありません。有料の解説レシーバーに力を入れているためでしょうか。
一時期はやった、うるさいぐらいの説明板が影をひそめてしまいました。

写楽の活動期間はたったの10ヶ月。その間を、第1期から4期まで、画風の変化に従って区分されています。明らかに第1期の作品には力があり、それに比して2期以降には力がありません。版元の蔦屋か、歌舞伎役者たちなどからの、何らかの圧力によって、自由な活動が出来なくなったのだろうか。これらに関して、多数の書籍がいろいろな推理をして見せています。

今回は、同じ浮世絵の2つの異なる版を並べて比較して展示する区画がありました。画期的な試みなんだけど、2つの版の差異が実に微妙で、たいていは素人が見てもわからないものです。並んでいる作品の間には、色合いや、印刷時のズレがあって、大抵の人たちはこれらを指して「ほんとに違うわね」と感心しているのですが、おそらく、そこのところは、問題じゃない。
比較して、なにに気付いて欲しいのか…の説明が全然ありませんでした。ひょっとして贋作疑い例なんかも混ぜてあったのかな?

版の、輪郭線の太さがわずかに異なっていたり、表題が異なっている、あるいは着物の紋が変わっているなどのところが正解なんだと思います。そこから、僅かな変更が加えられた理由はなにか…というところまで掘り下げて欲しかったところです。

浮世絵の展覧会では以前(東京国立博物館ではない)、図録に掲載されている作品と、展示作品が明らかに版が違うものが出展されており、それは多分、贋作であったのですが、今回のような展示をすることは、今後の劣悪な展覧会を駆逐する力になると思います。

この日、本館では手塚治虫のブッダが映画化されたことを記念して「ブッダ展」も開催していました。
漫画「ブッダ」の進行に合わせて、日本や海外の仏教美術が少量集められており、それが名品ばかりです。会場が小さいので、ゆったりと観覧するというわけには行きませんが、仏教美術初心者にはいい展示だと思います。こちらは会期は残っています。
Scanimage002

このあと、秋葉原にも寄りました。電気街ではガイガーカウンターがいくつもの店で販売されています。すこしずつ、品薄ではなくなってきているようです。でも、ヨーロッパ製・日本製はまったく店頭にはありません。僕が見たのは全部中国製で、値段も3月以前の2倍以上はしていました。うわさでは値段が10倍以上も値上げされた商品もあると聞きます。粗悪なものも流通しているそうです。いきなり買い手が殺到したのだから仕方ないかもですね。買いたいんだけどどうしよう。最も安物でも数万円はします。

|

« 映画「プリンセス トヨトミ」 | トップページ | 映画「岳」 »

文化・芸術」カテゴリの記事

美術館」カテゴリの記事

博物館」カテゴリの記事

神社・仏閣」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東京国立博物館「写楽展」「ブッダ展」:

« 映画「プリンセス トヨトミ」 | トップページ | 映画「岳」 »