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2010年10月 3日 (日)

府中市美術館から世田谷美術館

府中市美術館に行った。
今 開館十周年記念展「バルビゾンからの贈りもの」をやってます。
バルビゾン派の作品と、その影響を受けた国内画家の展覧会です。
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バルビゾン派の絵は、集められるとみんな暗い。暗い風景ばかり。っていうと身もふたもないけれど、弱い光の中、暗い木々や自然風景が描かれる。絵によっては表情の見えない暗い人物も描かれる。これが共通する特徴だから、どの絵も暗い絵だ。(-。-)y-゜゜゜
あとの時代になると夕景が多くなる。空は地平線や山際のオレンジから天頂の暗い青までのグラデーションで描かれる。
さらに時代が下ると明るい空を描くものが現れてくる。
日本の洋画の黎明期、ほとんどが暗い絵しかないのは、多分これらのバルビゾン派の影響を受けてたんだろうな。

バルビゾン派の暗い色調はそれ以前の宗教画、歴史画がともに特徴とする、暗く重厚な色調を引き継いでいたんだろう。そして、時代が下るにつれて、徐々に暗い絵から脱してきたのだと。

なんとなく、わかってきた気がする。
ここのところが、すごく気になっていたから。

平常陳列は軽く流して、喫茶室に…行ったら、子どもたちが走り回っていたので、オーダーせずに出て来ました。

会場ロビーのポスターを見て、世田谷美術館の「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」にも行く気になり、美術館のはしごをしました。

「ゴッホ、モネ、ルノアール、ピカソ、ルソー、クレー、ジャコメッティ… 90作品すべてが 日本初公開!」ってキャッチに釣られました。
ヴィンタートゥールはスイスの地名。資産家たちが多くの美術作品を集めた文化都市だそう。

府中から世田谷の砧公園なんて、渋滞にはまってとてつもなく時間がかかるかと思ったが、渋滞はなし。30分ぐらいで到着した。
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世田谷美術館は府中と違って入場者が多く、券売り場には行列が出来ていた。
会場内も、そこそこ混雑。解説のレシーバーを持つ人と持たない人が混じり合っていて観客の進むスピードが違っているのに、壁沿いに2列の行列ができて、観客の自由な動きを封じている。絵の前にいるのに列が進むのをイライラして待つ人が続出。会場側が列を作るように指導しているわけではない。むしろ、展示物を展示室内に不規則に配列して、列ができにくくしているように見える。なのに観客は、どうして無用な規制をしたがるのだろう。

結局、子どものころ、家の本棚にあった画集で見た絵の前では立ち止まってしまう。どうしても、他の絵を見る目とは違った気持ちになる。オディロン・ルドンとかアンリ・ルソーとか。
驚く作品もあった。ル・コルビュジェの抽象画だ。上野の国立西洋美術館を設計した人。絵も描いていたなんて知らなかった…と思ったら、建築家になる前から画家であったそうだ。

日本初公開とは言っても、小中学校の教科書に載っているような名品がいっぱい。「この絵、見たかったんだ」と感じるような作品がきっとあるはず。

このポスターは本物と色がぜんぜん違う。色校正したんだろか?赤味が強すぎ。美術展のチラシとしてはひどいな。
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