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2010年1月29日 (金)

映画「Oceans」見てきました。

画面がとても美しく、以前見た「Earth」同様、素晴らしい映像だった。

が、シャチがオタリアの子どもを口にくわえ振り回している場面あたりから、変わっていく。
人間による海洋生物の虐殺が主題となるのだ。

定置網にからまりもがくカジキマグロ、ウミガメ、イルカ、クジラ、サメ…それらが動きをとめ水中で力なく網に絡まったまま水中に揺れる姿が写される。
あれらの大型生物が網に絡まるところを撮影し、そのまま放置して死んだ姿を再度撮影したのか?
あるいは、合成した映像なのか?

水中から、水面上の漁船で行われているイルカの撲殺の情景が映される。棒で殴られたイルカは鮮血をほとばしらせて目を閉じる。
サメのヒレを東洋人の船員が船上に干す場面が写り、次に、胸びれ背びれ尾びれなど、すべてのヒレを切り取られたサメが血を流しながら、身をくねらせて海底に落ちていく場面が長く長く映される。海底でももがき続ける。たいへん残酷な映像だ。

映画館には幼児・小学生がかなりたくさん来ているが、ささやく声さえ聞こえない。隣で幼児を連れた母親は、子どもの顔を自分の胸に押し付けて抱きしめている。凄惨な映像から子どもを守ろうとするかのように。

どこか外国のコンビナートの沖で、汚染された海水にまみれて泳ぎ回るアシカが写される。おそらく合成された映像。
映画見終わったあと、あまりの後味の悪さにうんざり。

テロップの最後に、日本語で「映像の中の血液は、映像表現の必要上合成したもので、実際の映像ではありません」というような内容が表示される。(テロップ見ないで帰る人多いから、きっと、これも見ている人は多くないだろうな。)
ってことは、ザトウクジラが銛で打たれて鮮血が広がり、のたうつ場面や、サメがヒレを全部切り取られ、身をくねらせ、血を流しながら海底に落ちていく場面、イルカが男性たちに撲殺されている場面で飛び散る赤い血はすべて合成した映像だということか?
映像はあまりに血生臭く、そこに出てくる人は、日本人を思わせるような東洋人。強い作為が感じられる。

このテロップは、おそらく日本語吹き替え版にしか掲示されていないものと思われるが、原語版は日本では公開されていない。原語版では、どのようなナレーションがこれらの映像にかぶせてあるのか大変興味がある。
※東京国際映画祭では字幕版が上映されたそうなので、日本語字幕版は存在するらしい。

非常に不快な映画でした。テレビで流されているコマーシャルと全然異なる内容に唖然としました。

以下はtwitter情報
※血を流しながら海底に沈んでいくサメはロボットだそうです。この映画はノンフィクションを装ったフィクションなんですね。
それに、日本でのサメ漁は、サメのすべてを利用するため、海に捨てることはないとのこと。
※エンドロールには、シーシェパードって出ているそうです。どうりで……

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